太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~
***


「うう…っ、重たい…っ」


買い物の帰り道。



袋から飛び出るほど無理矢理詰め込んだ


買い物袋を1つずつ持っていた。


「買いすぎだろ…!」


「ははっ、ごめんごめんっ!つい~!」


なんて無邪気に頭を掻いて笑った。


「……やっぱり、もっと頼りになるお母さんの

方が良いよね。」



会話が無くなり、二人ともしゃべらなくなった

ときいきなり改まって遠慮がちにそう口走った。



「何言ってるんだよ。

俺たちの母さんは朝日しかいないし、

弟たちも朝日の事が好きだし、俺だって…」




本物の両親じゃない、


でも朝日は




俺たちを救ってくれた大切な人なんだ。




俺の言葉を聞き、朝日はたちまち笑顔になって


いった。



























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