太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~

“大きな事故に巻き込まれて即死した。”


信じられなかった。


信じることなんてしなくなかった。


***


俺達は信じられないまま、嘘だと信じながら


病院へ向かった。


身体は雪と風邪で冷やされ、手はだんだん赤く

なっていった。




病院で布を被せられている朝日、



俺は目を見開いてただ立っていた。



次第に状況を理解した弟、妹たちは泣き出す。


俺もやっと


今、分かった。







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