太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~
「…真広は本当は優しい。

ただ素直じゃないだけ。」


真広はあの家に居た時も冷たいながらも

私にかまってくれていた。


だから…


「じゃあ、あいつ彩夏に帰って来てほしいんじゃないか?」


「え!」


「何かそんな気がする。さっきの言葉聞いてたら。」



そうなのかな。



私が居なくなったから、



帰らないって言ったから、






寂しいって思ってくれたのかな。






そうだと良いのに。


真広、


私の事を気にかけてくれてるなら




嬉しいよ。


***



「陸!洗濯物干そう!」


「おう。」







< 47 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop