太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~
「ただいま陸兄、あやちゃん」


そんなことを考えていると
ひょこっと真広の後ろから顔を出す菜摘。


「菜摘!!」
「なっちゃん!!」


思わず俺と彩夏は菜摘の名を呼んだ。


「まあ菜摘も真広も家の中に入れ!な!」



* * *


「ねえ陸兄、誰なの
このでかい人」


「彩夏のいとこ。
ていうか185しかないよ」


菜摘が椅子に座っての第一声に答える真広に
俺は口を出す。


「腹立つ奴だな、お前は。
俺なんか178だぞ」


そう俺が暴露すると真広はドヤ顔で此方を見てくる。

くっそ、頭にくる。


「てか、何で菜摘は彩夏にくっついてんだ。」


「菜摘、あやちゃん好きだもん」

「私も好きだよ!」


二人とも仲良くなってくれたのは喜ばしいが
なんだか菜摘が羨ましい。


なんていうのは気のせいという事にしておく。







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