太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~
「うっわあ、
こりゃ酷いな」


まあ
何というか、とりあえず黒い。

それに加えての安定の臭さに俺は思わず右手で鼻と口を覆う。


「どうするんだよコレ!!」


料理を指差して青ざめる真広に


「え?勿論食べてもらうけど。」

「うんうん」


何言ってんの?な顔で返答する彩夏と菜摘。



「陸は食べるよな!?」


パッと振り向き際にそう問いかける彩夏。
ふと俺は真広の言葉を思い出す。


“好きなの?彩夏のこと”








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