太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~
「彩夏!!」

「わっ!え、えっ?」


俺は気が付かないうちに彩夏の名前を大声で読んでいた。

特に用事もないのに。


ちょっと今日の俺はおかしいみたいだ。


「なっなに?陸」


彩夏は予想どおりの驚いた顔を見せる。


「い、や。食器洗い手伝ってもらおうと思ってだな、ははっ、」


「それだけ?変な陸ー、」


そう言って彩夏は薄い笑みを浮かべた。


「………。俺そろそろ帰るね」



「あっ、うん
真広また待ってる!」


「ん、また来るよ」


真広はスッと彩夏の隣を離れ、俺の横へと近づく。


「じゃあな、また来いよ
彩夏も喜ぶしな。」



「本当にそれでいいの?」


真広は俺の言葉に頭を傾けた。



「?」





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