交換日記~散りゆく花~
浩二は、その資料を読んでみた。

昭和19年6月20日(火曜日)
水野みちこ先生、学校内の防空壕にて15名の生徒と共に敵軍の空爆にあい、死亡。

浩二は、資料を読み頭が真っ白になった。

校長「浩二先生、防空壕の慰霊碑に名前が刻まれていると、思いますよ。」

浩二「校長先生、この資料お借りしていいですか。」

校長「いいですけど、いったい何があったんですか。」

浩二は、この資料をもって急いで家に帰った。

家に帰った浩二はこの資料をもう一度読み返した。

そして浩二は、この事をみちこに、伝えたらいいかを悩んだ。

みちこさんを死なせたくない、でもそれが、みちこさんにとって、どおなのか。

次の日、学校近くの防空壕に行き慰霊碑を、見てみた。

15名の子供の名前の後に、水野みちこ先生の名前が刻まれていた。

浩二は、悩み、悩み、悩みぬいた。


















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