死神からの贈り物


――何の病気でこの病院にいるんだろう…。



そのたびに不意に気になるようになりかけたのもこの頃だっただろうか…。



あの世に戻った俺は…ひとまず今病中の人間の資料がおさめられている書庫へといってみる。


「珍しい…。

初めてきたんじゃない?
見ない死神の顔だね。」



資料を管理している番人に書庫に入る手続きを申請したところで妙な詮索を入れられ無表情で名前を書いて鍵と交換した。


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