猫と生きる
俺と露木さんはテーブルでたこ焼き機を準備していた。
「このプレートはここに乗せればいいのかな?」
俺は説明書片手にたこ焼き機を組み立てていく。
「楽しみだね。」
露木さんはたこ焼きを見ながら言った。
「私…こういうの本当に初めてで…」
露木さん、嬉しそうだ。
よかった。
「きゃー!なんでこのタコ動いてるのよ!!」
キッチンの方からは悲鳴が聞こえる。
吉田さんが華麗にタコをさばいていた。
しばらくして、吉田さんと南さんがそれぞれボールを持ってテーブルまて来た。
「お待たせしました!早く焼きましょう!!」
南さんがテーブルにたこ焼きの生地の入ったボールを置く。