猫と生きる
俺が生地をたこ焼き機に流し込み、露木さんがタコを入れていく。
その隣で吉田さんが何かを生地に入れていく。
「ちょっと、吉田直也なにしてるのよ?」
南さんが吉田さんを睨みつけた。
「チョコレートと、あとワサビとか…いろんな味あった方が楽しいだろ?」
「…あんた味覚おかしいんじゃないの?」
その後、焼きあがったたこ焼きをみんなで食べた。
午後9時。
「それじゃあ、月元さんに露木さん、私はそろそろ帰りますね。」
南さんが上着を着ながら言う。
「えー?もう帰っちゃうのー?」
持ち込んだお酒を片手に吉田さんが残念そうな声を出す。
「あんたも帰るのよ!酔っ払いがいたら月元さんに迷惑でしょ!」
南さんが吉田さんを引きずる。
「また、春休み遊んでくださいね!」
2人は帰って行った。