猫と生きる

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こんにちは。


はじめまして、私は露木冬（ツユキフユ）です。


小学3年生です。


好きな食べ物はシュークリーム、好きな季節は冬、将来の夢は幼稚園の先生か、花屋さん。


自己紹介はこんな感じ。


いつやっても苦手です。






これから話すのは、私の話。


他の誰でもない、私の話。






小学校なんて本当につまらないと思います。


私は楽しいと思ったことなんて一度もないです。


かと言って、他に楽しいことがあるわけではないですけど。


こうやって教室の窓からグラウンドで遊ぶ他の子供たちを見ていると、どうしてこうも楽しそうに遊べるのかと、不思議で仕方がない私。


「露木さん。」


名前を呼ばれて私は振り返りました。


「……」


「どうしたの？こんなところで1人で。」


「……」


私は黙って窓のそばを離れました。


今話しかけてきたのは私のクラスの担任の先生。


児童にはとても人気のある、女の先生です。


あまり関わったことのない私には、なぜ彼女がみんなに好かれているのかわかりませんが。