猫と生きる
「……!!」
私はベッドの中にいました。
身体中に汗をかいていました。
「…夢?」
夢でよかったと思う反面、さっきの言葉は全てみんなが私に対して本当に思っていることなんじゃないかと、不安になりました。
もう寝よう。
そう思い布団をかぶった時でした。
下の階、つまりリビングの方から声がしました。
お母さんの声と…お父さんの声。
お父さんが帰ってきているようです。
声の雰囲気から察するに、またケンカをしているようでした。
夢から覚めても、聞きたくないものばかり。
私は目を閉じて、無理やり眠りにつきました。