猫と生きる




男の子のお母さんは床にそのまま倒れこみ、動かなくなりました。






やった。





私は、全部守ったんだ。


取り返したんだ。






私は男の子の家を出ました。


きっとあの男の子も喜んでくれるでしょう。


さぁ、自分の家に帰らなければなりません。


お母さんが私の帰りを待っています。





私はお母さんが喜んでくれることを想像しながら自分の家に帰りました。


「ただいま。」


返事はありません。


でも悲しくはありません。


すぐに、お母さんは元気になって、お父さんは帰ってきてくれるでしょう。


私はやり遂げたのだから。





リビングにお母さんの姿は見当たりませんでした。


まだ私の部屋にいるのでしょうか。


私は二階の私の部屋に行きました。






扉が開きっぱなしになっています。


「お母さん…?」


私は部屋に入りました。


そして、お母さんを見つけました。






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