猫と生きる




私は彼に謝らなければなりません。


償わなければなりません。


私は、彼がもし危険な目にあったのなら、命をかけて彼を守らなくてはいけません。


結局、自分のために戦った私は今度は彼のために戦わなければなりません。





「にゃー」





どこからかねこの鳴き声がしました。


でも辺りに猫はいません。


きっとあの灰色のねこでしょう。


これは憶測ですが…


あの灰色のねこが私に戦う力をくれたのだと思います。


「ありがとう。」







何年かかるかはわかりません。


それに、あの男の子に今後会えるのかも疑問です。


でも必ず助けます。


私の戦いは終わりません。










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