猫と生きる




「にゃー…」




警察官に連れられ、警察署を出た私の足元に灰色のねこがいました。


一緒に、戦おう。






このあと、どうやら私はカウンセリングというものを受けるみたいです。


治療を受ければすぐに元の生活に戻れるよ、と警察官の方は言っていました。


私は無邪気に頷いてみせました。


子供らしく。






生きる目的を私は初めて見つけたのです。






償うために私は生きる。


猫とともに、私は戦う。







猫と戦う 終

< 65 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop