猫と生きる
まずいなー。
私は一応アイドルなので、こういった場で目立ってしまうと非常にまずい。
帽子やメガネをしてはいるが、目立ちすぎるとばれてしまう可能性が高くなる。
この猫たちをなんとかしなければならない。
私は駅の方角に歩き出した。
すると、猫たちが騒ぎ始める。
行くなってこと?
猫たちはみな、駅と反対方向に体を向けている。
私に何かを伝えたいようだ。
駅と反対方向に行けってこと?
まぁ、今日このあと何の用もないし…。
私は猫たちを見て少し考える。
ついて行くのも楽しそうかも。
私と猫たちは駅とは反対の方向へ歩き出した。