君はその瞳で嘘をつく

「別にいいですけど!」

ふんってほっぺた膨らまして少し怒った感じをみせる。
だけど鷹野先生は全然気にしない。



「田井さん」

「…」

「次、授業あるので行きますね」


そう言って私の返事も聞かずに言っちゃう。ずり落ちそうな眼鏡を直して、真っ白い白衣をなびかせながら行ってしまった。



「…鷹野先生のばか」


< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop