純愛2〜彼と私の物語2〜
「うん!角部屋だし…ここいいかも!先生は?」

不動産屋に案内された部屋は2階建てのアパートだった。

茉莉愛が見たのは、その2階部分の角部屋だった。




「うーん。いいんじゃないかなぁ?」


「じゃあ、ここにします!」


「はい!ありがとうございます」


「…って!!他は見なくていいの?」

健太郎は流石に即決すぎる茉莉愛に戸惑っていた。



「うん!大丈夫!ここから、先生のアパートも近いしね!」



「分かったよ。じゃあ、引っ越し手伝うから、いつがいい?」



「今日!」



「…はい?」



「だって、先生、今日の私の休みに合わせてくれたんでしょ?」



「…うん。まぁね。」


「先生、忙しいし、次の休みは?いつかわからないでしょ?」


「まぁね...」


「じゃぁ、決まり!今日引越しするわ!」


茉莉愛はさっさと、不動産屋さんに手続きを済ませて、契約した。


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