航平さんと雨芽ちゃん


「あの人は?」
「組長は胡蝶蘭の間でお待ちです。」
「何処それ?」
「自分がご案内しやす。」
「うん、お願い。」
2人の間で会話が進んでいき進みだした。

「あの…」
「あっ、航平。
この人は拓夢。
こないだまであの人に言われて、車で送迎してくれてたの。
拓夢、私の彼の航平。」
「よろしくお願いしやす、拓夢ッス。」
「菊田です。」
歩きながら、雨芽の紹介で漸く挨拶する事が出来た。


俺の家の寝室より広い玄関で靴を脱いで、奥に進んだ。

組員の出入りが激しいって聞いてたから、思ってたより人が少なくて安心した。


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