航平さんと雨芽ちゃん
航平side
「ただいまー。」
雨芽から電話をもらって思い出して、これでも俺なりに急いで帰ってきた。
で、急ぎ足でリビングに行くと、見慣れない2ショットをとらえた。
「「おかえりー。」」
お袋と雨芽の笑顔に出迎えられた。
お袋に雨芽の事を何も話してなかったし、雨芽にもお袋が来るって伝え忘れてたのに、いつの間に仲良くなったんだ?
2人とも打ち解けるの早いな。
それぞれにエプロンつけていて、ダイニングテーブルにはたくさんの俺の好物の料理が並んでいた。
まだまだ雨芽の料理は発展途上だから、きっとお袋がほとんど作って、雨芽が運んで並べたんだろう。