無自覚小悪魔にモテ期到来!?
「あ、ありがと、康介」

「いーえ」


康介が差し出してくれたカップを受け取る。

私好みの甘いココア。



「なぁ、美玲・・・」

「何?」

「考えてくれないかな、付き合うの」

「・・・康介」

「どーしても、諦めきれねえんだ」

「でも・・・」

「悪い、悪ぃ、ごめんな」


康介が不器用に微笑む。


「お前は、亮に一途だもんな」
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