林檎色
「好きです!」


店内に響く彼女の声。



ザワっとした雰囲気



「困ります」


「私は好きなんですぅ」



「だか」
「やめなさい!」

早いっ…

店に入ってくるなりそういったのは、
あの女の子 
リンゴ娘←昨日勝手につけたあだ名


「困ってるでしょ!
知りも知らない子にそんなこと言われても…
しかもここはお店よ!」

「あんた誰?
かってに話はいんないで。
あんたもこの人に目つけてんの?」

「あんたじゃなくて、凛よ!
あんたより年上なんだから!(たぶん…)
なめないでよ!」

店内のお客さんも私たちに注目していた。
従業員はあたふたしている。

「じゃあ凛さん!じゃま」
「やめてください!!」

僕は叫んだ。
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