もし君が私の前からいなくなってしまったら。
飴玉
ーーーーー中学2年.6月ーーー
これは私と晴樹がまだカレカノ関係になっていない時の話。
「最近晴樹っていう人と仲良いよねー。付き合ってんの?」
梨華がそんなことを私に聞く。
「ち、ちがうよー!席が隣だからだよー。私たちはただの友達だよ…」
自分で言っときながら『友達』という言葉にショックをうけシュンとしてしまう。