もし君が私の前からいなくなってしまったら。




「待って‼おかーーお姉ちゃん!」


声が聞こえた。

反射的に後ろを振り向くと

5才くらいの男の子がいた。


「君は…だれ?」

私は驚いた。この子どこか晴樹に似てる。

でも晴樹に弟はいないはず。


「僕?僕の名前は光生(コウキ)だよ。
お姉ちゃん、どうしてそんなところにいるの?」


光生くんっていうのか


「私、この世にいるの辛いの‼だからもう死ぬの‼」


< 201 / 310 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop