恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~

と、同時に3年という月日の恐ろしさを知る。


佑真は、もうあたしの知ってる佑真とは随分違った。


声なんてすっかり低くなっちゃって、あたしとほぼ変わらなかった身長は、見上げるほどに成長していた。


『佑真、シークレットシューズ履いてんの?』

『はぁ?相変わらずバカが治ってねーな』


広い肩幅に、筋肉質な太い腕。

骨格そのものが変わってしまったんじゃないかってくらい、体つきも男らしくなっていた。



あ、だけど口と態度は相変わらずだったな……。

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