恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
「…トイレ、もういいの…?」
トイレに駆け込んだはずの佑真が居て……。
「あ?あ~ま~な…」
佑真は曖昧な返事をしながら、隣に並び眼下に広がる緑を眺める。
「なんだ~もうちょっと時間稼いでよ~」
出てくるの早すぎじゃない!?…って男だから仕方ないか。
だけどあたし、もうちょっと休みたいんだけど。
「もう大丈夫か?」
「まぁ…ちょっとは……」
このまま乗ったらまた酔いそうだけど。