恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
「………っ!」
そこで一気に意識が覚醒して、この状況を把握した。
「大丈夫か?」
「……うん…」
……佑真が助けてくれなかったら、あたしに直撃してたかもしれない。
そう思うとゾッとして、今更違う意味で心臓がバクバクしてきた。
「……ったく。また汚してどうすんだよ」
「ごめん。もう一度洗濯しなきゃだね…」
体を離されたあと周りを見ると、せっかく綺麗になったユニフォームが地面の上に落ち
ていた。
はぁぁぁ……。
思わずため息。