恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
翌日。
本当にサボるのか分からないから制服姿で待ち合わせの駅に向かうと、同じく制服姿の佑真が自転車と一緒に待っていた。
「よお」
あたしを見つけると、どことなくよそよそしく挨拶してくる佑真。
佑真と話すの、凄く久しぶりだから緊張する……
「うん」
片手をあげた佑真に、よくわからない返事を返した。
「文化祭、一緒に行かないか?」
「文化祭?」
「俺の出身中が今日文化祭やってんだよ」
「あー…そうなんだ…」