恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
しばらく佑真の後ろで風を切っていると、中学校に到着した。
人の出身中学なんてアウェイ感満載だし、佑真の後ろに隠れるようにしてちょこちょこついていく。
校内は、生徒や親で溢れていた。
呼び込みをする生徒たちの一生懸命さとその笑顔はまだまだあどけない。
中学生時代はたった2年前のことなのに、あたしも少しは大人になったのかなぁ…なんて思う。
「おー!佑真じゃないか、ひっさしぶりだな~」
ニヤニヤしながら近づいて来た先生はどうやら元担任らしい。
見た感じまだ若そう。