恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~

「………」


ジンジン痺れるてのひらと同じ速度で、胸の中にも響いてく。


……佑真の言葉が。




『俺が一番に飛んでってやる』



好きな人にそんなこと言われたら……


胸が張り裂けちゃいそうだよ。




女としてじゃなくて、親友としてだって。


――佑真の特別になれた。


それがただ、嬉しくて。




「俺と瑠依の間に隠し事はナシな!」


「うん!」




…もう、破ってるけどね。


だって、大きい隠しごとしてるもん。



佑真が好きだっていう…大きな隠しごとを……。
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