恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
「ははは。大丈夫っすよ。コイツこう見えても男並みの体力持ってるから」
「そんなことないだろ。増田も立派な女子高生だよなあ?」
「………っ」
信じられなかった。
昨日あんなことしてきて。
平気で話しかけるその神経が。
そして、あたしの女の部分に触れた西川先生が、わざわざ女を強調するセリフを口にするなんて。
昨日のは出来心だった……なんて反省している様子は欠片もない。
……吐き気がする。
「おいっ……」
「えっ……」
佑真の声色が変わり、我に返る。