恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
「もう……やめてくれよ」
そして、決定的な言葉を放った。
「それでも付き合いたいなら……マネージャーなんて辞めてくれよ!」
「――佑真っ!」
それに被さるようにエビ君が佑真を怒鳴り、焦ったようにあたしを見たけど。
マネージャーを……
辞めてくれ……
その言葉に頭の中が真っ白になった。
それが誤解から生まれた言葉だとしても、あたしにとってはナイフで刺された様に胸に突き刺さる。
全てが音を立てて崩れていく気がした。
そして、追い打ちを掛けるように佑真はあたしの足元に何かを叩きつけた。