恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
三浦先輩は以前彩子先輩と付き合っていたみたい。
彩子先輩は超可愛いから意外。
って言ったら三浦先輩に殴られそうだけど…。
練習が終わり、ウォーターキーパーを水道まで運ぶ。
「お嬢、重くねーか?」
三浦先輩はなぜかあたしをお嬢と呼ぶ。
部室へ行くタイミングが合ったらしく、後ろからあたしの荷物に手を掛けた。
「重くないですって、それより彩子先輩の方が重そうですが」
別に変な意味で言ったつもりは全然ないのに
「…………お嬢」
三浦先輩の目が途端に座った。