恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~

「えっ……」


そんな表情をされるなんて思ってなくて、うろたえる。


三浦先輩の目は"なんか知ってるな?オマエ"っていうような目に次第に変わった。


「……っ?」


あ、ヤバイ。


あたしは目を見開いて、無言で首を横に振った。


もしかして爆弾に触れちゃった?


後ろでは、佑真が軽く睨んでいた。




「三浦さんの前で彩子先輩の話は禁句なんだそ?」


三浦先輩が去った後、佑真にこしょっと耳打ちされた。


「えー?そうなんだ?」


「あの背中見てみろよ」

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