恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
「元さやに戻れないの?」
「一度失敗した二人だぞ。そう簡単にはいかねーだろ」
「はぁ…三浦先輩も情けないなー。まだ好きなら好きって積極的にアタックすればいいのに」
「そういうもんか?」
「うん、だって時間もったいないじゃん?」
「はぁ?時間?」
「もしうまく行くんなら、悩んでる時間もったいないじゃん。短い人生、有効に使わなきゃ」
あたしはサラッと言った。
「瑠依ならそうするのか?」
驚いたような目をする佑真。
「するねー」
あたしは即答した。