恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
「それと、2年の子とも終わったって」
「へっ?」
「まあ、もともと何もなかっただろうけどね」
いつものように淡々と言うエビ君をポカンと見つめる。
彼女と……終わった……
そっか………そっか……
なんとも言えない気持ちになる――――と。
「うーん、今日もいい天気~」
「さくらぁ~佑真がっ…!」
そこへさくらも現れて、あたしはたまらず抱き着いた。
「おお~っ、重っ…!てのは嘘で。ほんっっっとに良かった。瑠依、アンタしっかりやったんじゃん!」
さくらはあたしをしっかり受け止めてくれて、頭をグシャグシャと撫でた。
ん?あんまり驚いてない…?