恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
それから近くの公園へ移動し、みんなで持参したお弁当を広げた。
夏場のお弁当はいたむ可能性があるから、マネがいったん集めてクーラーボックスに入れていた。
一番最初に取りに来たのは三浦先輩。
「はい、これですよね?」
ピンクのバンダナってとこが可愛い。
「あのババア、こんなのに包みやがってまったくよー!」
恥ずかしいのか、雑にお弁当を受け取る。
「可愛いお母さんじゃないですか。いい趣味してると思いますけど?フフ」
「それはお嬢の発想だけ!高3男子にこれはねーぜー」
腕で目をこすって泣きまねしてる三浦先輩が面白すぎる。