恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~
佑真はストラップの部分を指でつまみ、穴が開きそうなほどマスコットを眺めてる。
下から上へ、上から下へと…。
――そんなに真剣に見ないでっ!
近くで見たら粗が沢山あるから恥ずかしいんだって。
「プッ」
わ、笑った!?
「想像通りで笑えるんですけどー」
どうやら、佑真の思い描いていたものと一致したみたい。
「これ瑠依が作ったやつじゃないだろうなー」
「……っ」
「あ~?」