恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~

佑真はストラップの部分を指でつまみ、穴が開きそうなほどマスコットを眺めてる。


下から上へ、上から下へと…。


――そんなに真剣に見ないでっ!


近くで見たら粗が沢山あるから恥ずかしいんだって。


「プッ」


わ、笑った!?


「想像通りで笑えるんですけどー」


どうやら、佑真の思い描いていたものと一致したみたい。


「これ瑠依が作ったやつじゃないだろうなー」


「……っ」


「あ~?」

< 82 / 486 >

この作品をシェア

pagetop