BEAST
あたしの問いかけに遥は小さく肩をすくめ笑った。
「さぁ?なんだろうね...ははっ」
『な、何がおかしいのよ!』
「何でもないよ、」
何よ、二人して!
「それより美咲ちゃん、本当にご飯ちゃんと食べてる?」
遥がじっとあたしを見つめた。
『た、べてるよ...』
「うーん...それにしては痩せすぎかな?」
『た、食べてるのは食べてるんだよ?でも...、何もなかったら食べないってゆうか、そのお腹は減るんだけど...えっと、』
「美咲ちゃん」
遥がくすりと小さく笑った。
「お腹はすいてる?」
『へ?』