彼は私を狂愛した。

「俺、本当は高校行ってないんだ。嘘ついてた」


「え…?」


「…年齢誤魔化していろんな仕事してるんだ。そうしなきゃ生活出来ないからさ!…って魅音ちゃん⁈」


「あ…私…」


私…思いっきり泣いてた…。



「ご、ごめん…」


私が涙を袖で拭おうとすると後藤くんが自分の袖で私の涙を拭ってくれた。
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