彼は私を狂愛した。


「...うぐぁぁッ...や、やめ...」



寝室のドアを開け廊下に出てみると



微かに呻き声が聞こえた___






な、にが起こっているの...?



声が聞こえる方に進みたいのに足が竦んで動けない...。
















「アレ?魅音ダ。ヤットミツケタ」



突然後ろから抱きしめられた。



「...きゃああああああああああ!!!」



なんで....なんで



なんで慧兒がいるの...?




「ずっと...待ってたんだよ?」



「ああ...ああああああああぃやぁ..」



「はは、俺どこにいたと思う?実はさ
 夜、アイツやったあと




ずーーーーと




魅音のトナリニイタンダヨ




ワカラナカッタ?」






慧兒が嫌な笑みを浮かべながら片言のように話す。



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