彼は私を狂愛した。


どういうこと...?


だって、私昨日...


後藤くんと二人だったよね...?


震えながら慧兒に目を向けると


慧兒の両手からはポタポタと音を立てながら




真っ赤な血が滴っていた。



「....え?」




これって...




この血って...




「ん?魅音を触ったゴミクズを消しただけだよ?」




「いやああああああああ...!」



私はその場から逃げようとドアノブを掴んだ。




だけど慧兒に



後ろから首を掴まれた




「...んんんっ!」




そして私を振り向かし無理やりキスをした。



「...ん....や、だぁああああ!」




慧兒の胸を必死に押すけれど決して私を離そうとしない。


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