彼は私を狂愛した。

「魅音にはもう手をあげないって約束したから…だから」



え、どういうこと…?


だからってこのハサミとペンチは何…?



「え…どうして…慧兒何するの?」



恐る恐る聞くと慧兒が不自然に笑った。



「魅音をいじめるよりこっちの方がスリルがあるからさ」



「え…?」



どういうこと…?



「俺がやるの。…魅音が俺を裏切った回数分俺が…自分で…ね」



「え…?」



なに言って…



や、やだ…



そんなの…嫌だよ!




「やめて…!!お願い…」





「じゃあ、魅音がしてよ?俺に



エランデ?



ミギかヒダリか…



ドッチ?」

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