彼は私を狂愛した。

そして、その隣には


お兄ちゃんを笑いながら踏み潰している慧兒…。



「ああぁあぁああああ…!!!ゲホッ…ガハッ…」



気持ち悪すぎて嘔吐した。


なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで?


お兄ちゃんが何したって言うの…?



「いやああぁあああぁぁ!!!!お兄ちゃ……ん!!」



慧兒の手には調理用のナイフ。



叫んでいる私に気づいたのか



慧兒が私へと向かってきた。
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