彼は私を狂愛した。
「え...?」
可愛いクリスマスツリーとテーブルに並べられた豪華な料理。
...慧兒の手作りのケーキもあった。
あ...いや...
「やぁぁあああ...!」
頭を抱え込み蹲った。
ガタガタ...
身体が震える。
「魅音、俺明日が待ちきれなくてさ
ナノニ、魅音はチガウンダネ
ホカノオトコトアソンデ...」
「ああああああああああ...」
慧兒は私に聞こえるように舌打ちをして
グッと私の髪を引っ張る。
「いた!いたい....」
「俺、生きてる意味あるのかな...
もう死にたい
誰にも必要とされてないなら
シニタイ...」
慧兒は涙を浮かべて私をギュッと抱きしめる。