彼は私を狂愛した。

「ありがと…」


私は小さくお礼を言うと慧兒はコクンと頷いた。


「よし、準備完了。お姫様お手をどうぞ?」


慧兒は照れ笑いをしながら私に手を差し出す。


そんな慧兒が可愛くて…私も笑った。


「お願いします、王子様」


私は慧兒の手を取り外に出た。
< 31 / 235 >

この作品をシェア

pagetop