彼は私を狂愛した。

ようやく慧兒は私の手を掴み店内に入った。



真っ先に慧兒が向かった先はペアネックレスのある場所。



その場所には休日だからなのかカップルが沢山いた。



「魅音、ペアネック買わない?」



慧兒が子供みたいな可愛い笑顔で微笑む。



「うん。欲しい」



私もそう言い微笑んだ。

< 35 / 235 >

この作品をシェア

pagetop