彼は私を狂愛した。

それからはずっとそのコップを使っている。



慧兒がよく紅茶を入れてくれて一緒に飲んだりもした。




仕事で嫌なことがあっても家に帰ればそんなことあっという間に忘れて



慧兒は私のことを優しく包んでくれる。




私が泣いても、どんなに迷惑をかけても


慧兒は怒らなかった。




何かあると慧兒はいつも頭を撫でてくれた。
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