彼は私を狂愛した。
「はぁ...。やっと終わったー」
私は仕事が終わった瞬間大きく背伸びをした。
なんか、肩痛いな...。
まぁ...すぐ治るよね!
私は支度をして慧兒との待ち合わせの場所へ向かおうとした。
だけど後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「魅音ちゃん!」
振り向くとそこには満面の笑みを浮かべた後藤くんがいた。
「後藤くん、おつかれさま!」
「おつかれさまです!あの!」
後藤くんが気難しそうな顔をする。
「どうしたの?」
「あの、よかったらメアド教えてください!」
後藤くんは顔を真っ赤にして私にそう言った。