百瀬君の生態記録。





むかつく...。




「は、なして」




「んーどーしよっかなー」




どーしよっかな、じゃない。




「いいから離してっ、」




あいにく今は誰もいないものの、この状況誰かに見られたりしたら非常に困る。




「えー...ん、じゃあ」




やっと解放される、そんな私の健気な喜びは次の一言によって完全に掻き消されてしまう事になる。
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